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翻訳練習 課題28


2019年度前期の韓国語講座「翻訳の秘訣」で練習したものの記録です。20194/225/20

副詞1-まず

意味:우선, 먼저, 일단

原文:犯人が国内にいる可能性はまず考えられない。

訳文:범인이 국내에 있을 가능성은 전혀 없다.

副詞2-どうして

意味:어떻게,

原文:彼はある日突然姿を消してしまった。どうしてかは私たちにもわからない。

訳文:그는 어느날 갑자기 모습을 감춰 버렸다. 이유는 우리도 모른다.

副詞3-どうか

意味:아무쪼록, 제발, 어떨지, 어떤지

原文1:彼がそんな無茶なことを言うとは、どうかしているに違いない。

訳文:그가 그런 터무니없는 말을 하다니. 정신이 나간 틀림없다.

原文2:季節の変わり目ですので、どうかお身体を大切になさってください。

訳文:한절기에 부디 건강 조심하십시요.c0077412_14080048.jpg

原文3:いくらなんでも、入社面接にジーンズというのは、どうかと思います。

訳文:이유가 어찌 됐든 입사 면접에 청바지를 입고 가는 것은 문제가 있다고 봅니다.

副詞4-どう(しようもない)

意味:속수무책이다(束手無策)、구제하기 어렵다――どちらも、あきらめた感じがする。

原文:「お願いします」迷子の館内アナウンスを流してもらう以外に方法もなく、母親はどうしようもなくなって言った。

訳文:미아를 찾는 관내방송을 해주세요.” 밖에 방법이 없어, 어쩔 없어 어머니가 말했다.

副詞5-どこ

意味:어디, 어느

原文:どこまで言ってもわからない人間が、この世には数え切れないほどいる。

訳文:아무리 말해도 끝까지 이해 못하는 인간이 세상에는 수없이 많다.


by nishinayuu | 2019-06-30 14:09 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)

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The Story of a Dog and America』(Boston Teran

一風変わったタイトルに惹かれて手に取ったこの本は、その内容も一風変わっていた。各章の冒頭に「この犬をご覧」ということばで始まる導入部があるのだが、このことばを語っているのが誰なのかははっきりしない。作者のようでもあり、「神」のようでもある人物が語るこの導入部のことばが、物語に厳かな雰囲気を与えていることは確かだ。

物語自体の語り手は元海兵隊員のディーン。イランから心に深い傷を負って帰還した彼が、嵐の夜に車でケンタッキーの裏道を走っていたとき、ヘッドライトが死にかけている犬の姿を捕らえた。死にかけてはいたが、その犬「ギヴ」には生きたいという強い意志があり、人間の残虐さから自由になろうとする固い決意があり、そして後になっても消えることも衰えることもなかった善良さがあった。その夜、運命のなせる業によってギヴとであったディーンは、ギヴの旅を追うことによって様々な人々の人生に触れることになった。それは様々な人々の生きた時代を辿る旅、アメリカの歴史を辿る旅でもあった。

*主要な登場人物――アンナ(モーテルの経営者、ハンガリー移民、ギヴの本来の飼い主)/エンジェル(アンナの飼う盲目の雌犬)/イアン(ミュージシャン志望の少年)/ジェム(同左、イアンの兄)/ルーシー・ルース(イアンの恋人、ギヴの飼い主)/ストーナー(イアン兄弟の知人、音響技師)/ミズ・エル(ソーシャルワーカー、ルーシーの知人)/レイファー(ミズ・エルの息子、警官)/ランディ(ディーンの戦友)/ジョン・ヘルナンデス(ランディの父)/スリップ(ランディの弟)、トルトゥーガとビゴーテ(ランディの名付け親、ヴェトナム帰還兵)

*忘れ難いシーン――ギヴは目の前にいる人間の善良さを感知したのだった。ミズ・エルに感じたように。アンナ・ペレナに感じたように。それに、もちろんルーシー・ルースに感じたように。ギヴは少し前に身を乗り出すと、ディーンの頬を舐めた。それが彼のことばになっていた。ぼくはここにいるよ、ということばに。(犬が人の伴侶となってくれる存在であることにディーンが初めて気づいた場面。)

*印象的な句節――天地創造に際して神は地上をふたつに分けた。そのために底知れぬ深淵が掘られ、その一方の地上には人間、もう一方の地上にはそれ以外のすべての生き物が住まわせられた。ところが、深い溝が広がるのを見て、犬はその溝を跳んだ。人間と同じ地上に住むために。(物語の最後にある「犬にまつわる言い伝え」の一部)

これは犬好きの人もそうでない人も、またアメリカ好きの人もそうでない人も感動することまちがいなしの『犬とアメリカの物語』である。(2019.3.23読了)


by nishinayuu | 2019-06-25 10:10 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)

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『Чехов Њмореска Ⅱ』(Чехов)

本書には49の短編が収められており、そのうち本邦初訳が9編、検閲の日付が付記されているものが8編ある。『チェーホフ・ユモレスカⅠ』に比べるとブラックな感じのものは少ないが、どこがユモレスクなのかわかりにくい作品もいくつかある。(こちらの理解力のせいもあるでしょうが。)気に入った作品、気になった作品を記録しておく。

*二兎を追う者は一兎をも得ず――溺れた少佐と少佐夫人の両方の約束を信じて両方とも救ったばかりにとんでもない結果に。

*車内風景――ハチャメチャなロシアの汽車旅行。

*逃した魚は大きい――格好を付けたばかりに持参金付きの娘を逃がしてしまった男。

*狩猟解禁日――オトレターエフ村の人々は喧嘩をし、悪口を言い、憎み合い、軽蔑しあっているが、きっぱり別れることはできないのだ。

*牧歌「ああ」と「おお」――金の切れ目が縁の切れ目。

*おじいさんそっくり――孫息子の芳しからぬ行状は、おじいさんの血を受け継いだせい。

*わかってくれた!――身長1m10cmの超小柄な百姓が熱弁で自由を勝ち取る。

*悲劇俳優――悲劇俳優を愛してしまった娘の悲劇。

*証明書――証明書を書いてもらうには3ルーブルの賄賂が必用だと思い知らされた男。最後につい、1ルーブルのお礼まで手渡してしまう。

*マヨネーズあえ――4つのエピソード中「当意即妙」がいい。

*中傷――中傷が広まらないようにと予防線を張ったつもりが、自分で中傷を広めた結果に。

*聖歌隊――敵対していた聖歌隊指揮者と輔祭が意気投合したのは無神論者の伯爵のおかげ。

*別荘地の掟――愉快な忠告がいっぱい。

*人心の動揺――群衆の動きが活写された一幅の風俗画。

*燃え広がる炎――強い思い込みと根拠のない自信からくる饒舌が拡散していく。

*絶望した男――将棋と囲碁がごっちゃになっている?

*酷寒――ロシアの恐るべき酷寒に心身ともに凍り付く。

*川のほとり――春の情景。ジージャ川の氷の流れを筏で下る。

2019.3.11読了)
by nishinayuu | 2019-06-20 09:45 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

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DOOR HET OOG VAN DE NAALD』(Willem Joekes, 2012

原題の直訳は「針の穴を通って」で、「九死に一生を得る」「一命を取り留める」の意。

著者はオランダ人で、1916年にオランダ領東インド(蘭印)中部ジャワ州のスマランで生まれた。1918年に両親とともにオランダに帰国。1937年に勤務先の日本駐在員となり、2年あまり神戸で暮らした。40年にオランダ領東インドのスラバヤに赴任。開戦時はオランダ領東インド軍の予備役少尉だった。日本軍による占領後は日本軍によって通訳を命じられたが、スパイ容疑で有罪判決を受け、日本軍刑務所で死と隣り合わせの日々を体験した。その間に妻子と離別している。戦後、オランダに帰国したが、心身ともに衰弱しきっていて、一時は死を考えたほどだった。それでも両親の許で静養したおかげで社会復帰できるまでに回復し、イギリス人女性と再婚して子どもにも恵まれた。その後はオランダ経済省勤務など順調な人生を歩んだ。本書は穏やかな老後を迎えた著者が、そこに到るまでの苦しかった人生を振り返って綴った回想録である。

7つの章のうち第2章は神戸の思い出――美しい風景、瀟洒な町並み、礼儀正しい日本人たち――が綴られている。中にはオランダ人のチェベ・マースという偉丈夫と美しい妻、妻の恋人で退役外交官のフランス人にまつわる、これだけで一つの小説になりそうなエピソードもある。

ところで本書には、インドネシアの人々を対等の人間とは見做していない感じの描写が散見される。宗主国の人間として染みついた感覚はなかなか抜けないということか。一方、若き日の神戸での体験のおかげか、著者はおおむね日本人に対して好意的で、日本軍の刑務所にいたときの体験・見聞に関しても穏やかな表現が多いので日本人としては救われる。もちろん著者は日本軍の女性蔑視からきた数々の罪については、厳しく糾弾する姿勢を示しているし、日本軍刑務所での体験が長い間トラウマとなって残り、日本人を見かけても落ち着いていられるようになるには、日本の降伏から35年あまりを要したという。

著者は、今では日本人に出会っても動揺することはなく、オランダでの滞在が楽しいものになるように、と声をかけるようになったという。邦訳のタイトルはそこから取られている。

2019.3.7読了)
by nishinayuu | 2019-06-15 11:37 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)

翻訳練習 課題27


2019年度前期の韓国語講座「翻訳の秘訣」で練習したものの記録です。(20194/14/15

形容動詞11-きれい

意味:예쁨, 깨끗함, 남김없음, 시원스러움

原文1:悩みなど一つもなさそうな、やや冷たくも見えるきれいな顔

訳文:고민과는 거리가 멀어 보이는 다소 차가워 보이기도 하는 맑안 얼굴

原文2:あんなドッキリにひっかかるなんて、きれいな心の持ち主に違いない。

訳文:저런 몰카에 속다니 순수한 사람인 분명하다. (ドッキリたる韓国語몰카(‘몰래 카메라’의 줄임말로, 몰래 설치한 카메라로 남을 촬영하는 행동을뜻한다)。순하다は子どものような素直さをいうので、ここでは순수하다がいい。)

形容動詞12-たくさん

意味:많음, 충분함, 질색임

原文:泣いてばかりの恋はもうたくさん。心から笑える恋がしたい。

訳文:눈물뿐인 사랑은 진절머리가 난다. 진심으로 웃을 있는 사랑을 하고 싶다. (눈물뿐인 사랑, 진절모리가 난다はどちらもまり文句)

形容動詞13-わずか

意味:사소함, 약간, 근소함

原文1:子供のときに住んでいた町の風景は、わずかに記憶に残っている。

訳文:어릴 살던 마을 풍경은 어렴풋이 기억에 남아 있다.c0077412_09570946.jpg

原文2:わずかな時間差で、電車に乗り損ねてしまった。

訳文:간발의 차로 전철을 놓쳤다. (버리다不要)

形容動詞14-丁寧

意味:정중함, 공손함, 세심함

原文1:あの先生の説明は丁寧でわかりやすい。

訳文: 선생님은 꼼꼼히 설명해 주셔서 알기 쉽다. (세심해精神的、꼼꼼히具体的動作)

原文2:美しい言葉遣いや丁寧な振る舞いは、女性をより美しく見せるそうだ。

訳文:고운 말씨와 얌전한 몸가짐을 가진 여성은 아름다워 보인다고 한다.


by nishinayuu | 2019-06-10 09:58 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)

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Magpie Murders』(AnthonyHorowitz, 2017

この下巻は、上巻のようなまどろっこしい導入部はなくすぐに本編が始まる。上巻の前書き風部分と同じく「ロンドン、クラウチ・エンド」と題された冒頭部分で、『カササギ殺人事件』の作者名がアラン・コンウェイとなっているのはなぜなのか、この部分の語り手が誰なのかが解明されてすっきりする。そのかわり、殺人事件の解明はなかなか進展しない。というのも、作者のアランが急死したせいで、作品の結末部分の原稿が見つからないのだ。というわけで下巻ではアラン・コンウェイ作の『カササギ殺人事件』の犯人解明よりも、作者アラン・コンウェイの死の解明が主題となる。すなわち、上下巻全体がアンソニー・ホロヴィッツ作の『カササギ殺人事件』で、上巻の『カササギ殺人事件』は作中作という構造になっていたのだ。上巻冒頭部分に掲げられていた「作家アラン・コンウェイの経歴」も、「アティカス・ピュントシリーズ」も、「それに寄せられた絶賛の声」というのもすべてフィクションだったのだが、ミステリを読み慣れた読者には自明のことだろう。

主要登場人物

*スーザン・ライランド(語り手。クローヴァーリーフ・ブックス出版社の編集者)/*チャールズ・クローヴァー(クローヴァーリーフ・ブックスのCEO/*ジェマイマ・ハンフリーズ(チャールズの秘書)/*アラン・コンウェイ(『カササギ殺人事件』の作者)/*メリッサ・コンウェイ(アランの元妻)/*フレデリック・コンウェイ(アランの息子)/*クレア・ジェンキンズ(アランの姉)/*ジェイムズ・テイラー(アランの恋人)/*アンドレアス・パタキス(スーザンの恋人)

アランが「カササギ殺人事件」というタイトルにこだわったのは、シリーズ9作のタイトルの頭文字を繋げて「アナグラム解けるか」という言葉にするためだったという。すなわち(あ)アティカス・ピュント登場/(な)慰めなき道を行くもの/(ぐ)愚行の代償/ら 羅紗の幕が上がるとき/(む)無垢なる雪の降り積もる/(と)解けぬ毒と美酒/(け)気高きバラをアティカスに/(る)瑠璃の海原を越えて)となるが、原文のタイトルを忠実に訳したら日本語では意味を成さないはずなので、作品のタイトルは訳者が適当に作ったものと思われる。

アランが作中に仕掛けたもう一つのアナグラムは探偵の名アティカス・ピュントAtticusPünd。「アナグラムを解くとア・ステューピッド・カ……(a stupid c・・・)となるが、最後まで書かないことを許してほしい。読者もきっと自力で簡単に答えにたどりつくだろうから」とスーザンは言っている。(確かに簡単にたどり着けます。)

アランがカササギ殺人事件の筋立てに古い童歌を使っているのも、明らかにクリスティが何度となく使った技法をなぞったものだろう、という言及があって「一、二、わたしの靴の留め金止めて」「五匹の子豚」(以上『愛国殺人』)、「十人の小さなインディアン」(『そしてだれもいなくなった』)、「ヒッコリー・ディッコリー・ドック」(『ヒッコリー・ロードの殺人』)などが挙げられているのも興味深い。

2019.2.15読了)


by nishinayuu | 2019-06-05 09:57 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)

読書と韓国語学習の備忘録です。


by nishinayuu