韓国の詩「つつじの花」 金素月
2007年 05月 20日
つつじの花 金素月
わたしの顔など見たくもないと
立ち去っていくおつもりならば
なにも言わずにあなたのことを
そのまま行かせてさし上げましょう
寧邊(ヨンピョン)にある薬山に咲く
つつじの花を 持ちきれぬほど
摘み取ってきて あなたの歩む
その足元に撒き散らしましょう
あなたの歩む道に置かれた
つつじの花を 一足ごとに
静かにそっと踏みしめながら
わたしの許を立ち去りなさい
わたしの顔など見たくもないと
立ち去っていくおつもりならば
何があろうとあなたの前で
涙を見せたりするものですか
진달래꽃 김 소 월
나 보기가 역겨워
가실 때에는
말없이 고이 보내 드리오리다.
영변에 약산
진달래꽃,
아름 따다 가실 길에 뿌리오리다.
가시는 걸음 걸음
놓인 그 꽃을
사뿐히 즈려 밟고 가시옵소서.
나 보기가 역겨워
가실 때에는
죽어도 아니 눈물 흘리오리다.