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『나의 문화유산 답사기-10』 (유홍준、 창비)

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『私の文化遺産踏査記10---ソウル編2』(兪弘濬、創作と批評社)

本書は「南道踏査一番地」から始まった文化遺産踏査記の第10巻目(日本編を入れると第14巻目)で、第9巻目に続くソウルを主題とする踏査記である。サブタイトルの「有酒学仙 無酒学仏」は「酒があれば神仙を学び、酒がなければ仏を学ぶ」という意味で、蘭の絵で名高い石坡・李昰應が文字印章に用いた言葉。石坡・李昰應はこのほかにも次のような言葉を文字印章に用いている。

読未見書 如逢良士(未だ読まざりし書を読むときは 賢き文人に逢うが如く)

読己見書 如遇故人(すでに読みし書を読むときは 昔の友に遇う如し)

写蘭作意(蘭を描きつつ志を奮い起こす)

喜気写蘭(喜ばしい趣で蘭を描く)

本書は5部からなり、各部のタイトルと内容は以下のようになっている。

1部「漢陽都城の建設」――ソウルの古地図/新都邑の土地探し/漢陽都城の完成/漢陽都城の変遷

2部「蕩春台と弘智門」――紫門外(朝鮮時代の軍事区域)/官営造紙所の建設/蕩春台と燕山君の遊興/首都漢陽の防御体制/洗劍亭(朝鮮王朝実録の洗草を行った所)/秋史・金正喜と石坡・李昰應(蘭の絵を通した師弟関係)/付岩洞の別墅群

3部「徳壽宮とその外縁」――徳壽宮前史(支庁前広場の変遷、太平館、興天寺の梵鐘、自撃漏、神機箭など)/慶運宮・仁慶宮・慶煕宮(宣祖・仁穆大妃・光海君の一幕の歴史劇、俄館播遷と慶運宮など)

4部「東關王廟」――東關王廟の数奇な歴史/東關王廟の復活と都市の再生

5部「成均館」――成均館/明倫堂/大成殿と蕩平碑

他の巻と同様、ハングル表記の人名・地名を漢字表記に直す作業をしながら読んだ。せっかく調べたので、後々ブログ(http://mikotan-hangul.cocolog-nifty.com/blog/)の「韓国の地名」「韓国の著名人」に書き加える予定。(2019.11.10読了)


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Commented by マリーゴールド at 2020-03-09 21:50 x
時代劇の舞台でもあり、ポドチョン跡という石碑を見つけたり、歩くだけでも面白いソウルです。踏査記を読んだら、韓流時代劇オタクに拍車がかかりそう。
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by nishinayuu | 2020-03-07 18:55 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)

読書と韓国語学習の備忘録です。


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