韓国の詩 「懐かしい金剛山」 韓相億
2013年 08月 24日
8月10日の記事で触れた「懐かしい金剛山」を7・5調の詩に訳してみました。「懐かしい金剛山」は1962年に6・25の12周年に当たって文化広報部の要請で作られた歌曲です。作曲は崔永燮で、曺秀美(スミ・ジョーとして知られる世界的歌手)やプラシド・ドミンゴらによって歌われています。ドミンゴの歌はこちらで聞くことができます。그리운 금강산 한상억
누구의 주제런가 맑고 고운 산
그리운 만이천봉
말은 없어도 이제야 자유 만민
옷깃 여미며
그 이름 다시 부를 우리 금강산
수수 만 년 아름다운 산
더럽힌 지 몇 해 오늘에야 찾을 날 왔나
금강산은 부른다
懐かしい金剛山 韓相億
誰が言いしか 清らなる
麗しき山 懐かしき
一万二千の 峰みねよ
ことばにこそは 出さねども
自由万民 今こそは
襟を正して もう一度
その名を呼ばむ 金剛山
数万年を 経てもなお
この山こそは清らなれ
汚されしより 幾とせか
ついに尋め行く 時や来し
金剛山は 呼んでいる
注1:冒頭の部分は直訳すると「誰の主題であろうか」。あるサイトでは「誰の主宰であろうか」としてあるが、主宰は주재なのでどうだろうか。「主宰」や「主題」ではわけがわからないので「言いしか」としておいたが、これもあまりピンと来ない。
注2:下から2行目の頭は떠나간지や못가본지というヴァージョンもあるが、『甲乙考試院』に引用されている形のままにしておく。
なお、この日本語訳はメロディーに合わせて歌えるようにはなっていません。
あえてちょっと引っかかる点は、最後の「金剛山は 呼んでいる」は少し口語的かなとも思いました。
この歌曲のことは知りませんでした。リンク先の記事がなぜか開かない?状態ですが、元はたぶんYouTubeにあるコレだと思います。 →
http://www.youtube.com/watch?v=V33Ex3-vD54
こちらの記事では、5月の「蕪村春秋」の韓国語訳も記憶に残っています。
蕪村は私も大好きです。彼の俳句をnishinayuuさんならどう訳されるのか、期待するところ大です。
俳句の翻訳は何度か挑戦してみましたが、短歌よりずっと難しいとわかりました。いつか、破れかぶれで発表するかも知れませんが、今はまだやめておきます。

