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『ボーヴォワールとサルトルに狂わされた娘時代』(ビアンカ・ランブラン)


c0077412_10301954.jpg『MÉMOIRES D’UNE JEUNE FILLE DÉRANGÉE』(Bianca Lamblin,1993)
訳=阪田由美子、出版社=草思社
☆画像はサルトルとボーヴォワールゆかりのカフェ・ドウ・マゴ

著者は1921年にポーランドでユダヤ人医師の長女として生まれている。翌年一家は反ユダヤ主義が高まるポーランドを離れてパリで暮らし始めたため、著者は自分をポーランド人ではなくフランス人だと思っているという。1937年、女子高等中学校に在学していたとき、シモーヌ・ド・ボーヴォワールが哲学教師として赴任してくる。著者はボーヴォワールの美貌と鋭く光り輝くような知性と大胆な発想に魅了され、ボーヴォワールもまた利発でかわいい著者に眼をとめて、二人は急速に接近する。翌1938年、ソルボンヌに入学した著者にボーヴォワールは自分のパートナーであるサルトルを紹介する。こうして三人の「トリオ」の関係が始まる。著者17歳、ボーヴォワール30歳、サルトルが34歳の時だった。
著者は三人の関係を対等なものと思っていたが、独自の契約と他人には計り知れない特殊な愛情で固く結ばれていた相手の二人は、次第に著者を疎ましく思うようになる。これを著者は二人の、特に敬愛して心を許していたボーヴォワールの裏切りと感じて苦しむ。その間にもナチスの脅威が迫って、ユダヤ人である著者は大きな苦難を経験することになるが、ボーヴォワールとサルトルにとっては戦争によって二人の繋がりが脅かされそうなことのほうが重大な関心事だった。これに関して後に著者は、二人のユダヤ人に対する無理解と染みついた偏見に気づかされることになる。

すなわち本書は、哲学者としても作家としても世界が認める二人の巨人に「愛された」と思っていたのに、「利用されたうえに手ひどく裏切られた」と感じた一人の女性による「文学的暴露本」である。特にサルトルはずたずたにされていてなんとも哀れであるが、ボーヴォワールに関しては敬愛の情の名残がそうさせたのか、恨みながらも徹底的に打ちのめすところまではいっていない。「暴露」の部分だけであれば後味の悪い書物になったと思われるが、著者がレジスタンス史上名高いヴェルコールの「マキ」に参加して戦った当時のエピソードにかなりの紙幅が割かれているため、「文学的」読み物としても読めるのが救いである。
なお本書の原題は、ボーヴォワールの『MÉMOIRES D’UNE JEUNE FILLE RANGÉE』(あるまじめな少女の物語---邦訳書名『娘時代』)をもじったもの。(2016.12.29読了)
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by nishinayuu | 2017-02-25 10:32 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)

韓国の詩 「雨の音」 パク・ゴノ

c0077412_15502485.jpg
朗誦集『타다가 남은것들』の中の一編「雨の音」に日本語訳をつけてみました。原詩は訳詩の下にあります。


雨の音
雨の音を 聞いている。
夜中にふと 目が覚めて
雨の音が 聞こえると
ぱっと開く ドアがある。
とりとめなく 生きてきた
わたしのこの 人生を
くしけずって 整える
雨の音。

現実でも
夢でもない
ふわふわした 状態で
雨の音を 聞いている。

雨の音を 聞くことが
なぜかとても うれしくて。

目を閉じると
大きくなる 地の果てを
ひとり歩む。
耳の中で
歌になっていたりする
雨の音。

今のこんな 感覚を
どう表せば いいのやら
雨の音を 聞いている。

빗 소리  박건호
빗소리를 듣는다.

밤중에 깨어나
빗소리를 들으면
환히 열리는 문이 있다.
산만하게 살아온
내 인생을
가지런히 빗어주는
빗소리.

현실도
꿈도 아닌
진공의 상태가 되어
빗소리를 듣는다.

빗소리를 듣는다는 것은
얼마나 반가운 일이냐.

눈을 감으면
넓어지는 세계의 끝을
내가 간다.
귓속에서
노래가 되기도 하는
빗소리.

이 순간의 느낌을
뭐라고 표현할까
빗소리를 듣는다.
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by nishinayuu | 2017-02-21 15:51 | 翻訳 | Trackback | Comments(2)

『The Lady in the Van』(Alan Bennett)


c0077412_15474535.jpg『ヴァンのレディ』(アラン・ベネット、2015)
著者は1934年生まれのイギリスの劇作家、小説家、シナリオライター。エリザベス女王が移動図書館の熱心な利用者になるという楽しい小説『The Uncommon Reader』(『やんごとなき読者』というタイトルの邦訳あり)で知られる。


本書は著者自身が語り手となって展開するドキュメンタリー作品で、エキセントリックなホームレス女性との関わりが事細かく記されている。著者は女子修道院の前で初めてこの女性を見かけたが、そのとき彼女は60歳くらいだった。次に見かけたのはパンダ・カー(パトカー)が著者の車を追い越して彼女のヴァンに近づいていったときで、著者がヴァンを追い越すと彼女はヴァンの外に出て著者に向かって怒鳴った。道行く人は著者が彼女に何か悪いことをしたと思ったに違いない。そして1年ほどあとの60年代末頃に、彼女のヴァンが著者の住むグロスター・クレセント(ロンドン北部のカムデン地区)に現れる。ただしこのとき著者はまだ、その後この女性と同じ敷地内で毎日顔を合わせる関係が15年も続くことになろうとは思ってもみなかった。
本書で仮にミス・シェパードと呼ばれているこの女性は、大柄で偉そうな雰囲気の女性だった。はじめのうち少し離れたところに路上駐車していたヴァンはいつの間にか著者の家の外に置かれるようになる。すると誰かがヴァンを叩いたり、揺らしたり、明かりで照らしたり、といったいたずらをする度に著者が出ていって注意して追い払ったりすることになった。そのうちついにヴァンの窓が割られて彼女が顔にけがをするという事件が起きたため、著者はついにヴァンを自分の敷地内に駐車させることした。すると彼女は渋々と云った感じで著者の提案を受け入れる。その後著者は彼女に安全な場所を提供し続けたが、自分ではチャリティという意識はなかったし、むしろ、そんなはめになったことに腹を立てていたという。著者は言う。「ただ私は静かに暮らしたかったし、彼女もたぶんそうだったのだ」。
しかし、静かに暮らすということからはほど遠い15年だった。家の前の路上には彼女がヴァンを黄色に塗り替えたときのペンキのしみがくっきりと残っているし、ヴァンのボンネットが玄関の石段にぴったりくっついているので出入りしにくいことこの上ないし、ヴァンの後ろ扉が開いていればヴァンの中のごたごたしたものを見るはめになるし、横をすり抜けて玄関にたどり着くまでに彼女からじろじろと検分される。さらに彼女はときどき突飛なこと――様々なパフォーマンスの構想、選挙への立候補などなど――を思いついて著者を煩わせる。身体は頑丈で態度は横柄、言動は常軌を逸していて、とにかく不潔。こんな恐るべき人物と15年もつきあった著者の忍耐力は驚異的というしかない。が、こうして一冊の本が仕上がり、しかもそれが映画化されたり舞台で上演されたり、なると著者の長年の忍耐は充分報われたと考えることもできる。
さて、その映画は『ミス・シェパードをお手本に』というタイトルで2016年12月に公開されている。監督はニコラス・ハイトナー、主演男優はアレックス・ジェニングス、主演女優はマギー・スミス(ハリーポッターのマクゴナガル先生、ダウントン・アビーのバイオレット)である。なお、舞台作品のタイトルは『ポンコツ車のレディ』だそうだ。(2016.12.14読了)
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by nishinayuu | 2017-02-17 15:48 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

『내가 본 가장 아름다운 결혼식』(박완서)


c0077412_9572755.jpg『私が見たいちばんすてきな結婚式』(朴婉緒)
韓国語講座テキスト。短編集『黄色い家』に収録されている作品で、女学校の同窓生の息子が挙げた結婚式の様子を描いたエッセイである。その結婚式は新郎自身が企画・演出したもので、著者をして「私が見たいちばんすてきな結婚式」と言わせている。

はじめに著者は、同窓生の間で「息子を上手に育てた」と評判になった人がいる、と話を始める。彼女には息子が二人いるのだが、二人とも中学から大学までとんとん拍子に「名門」に進学し、大学を出たあとは兵役も無事に務め、長男はアメリカへ、次男はヨーロッパへと留学した、という話が続き、著者はしきりにこの同窓生を羨ましがる。
そのあとの展開は――長男がまずドクターの学位を取り、アメリカの優秀な大学でポスドクをしていたが、韓国の優秀な大学に就職できることになって帰国した、という噂を聞く。それから1年もしないうちに結婚式の招待状が舞い込む。その前に結婚相手が名門のお嬢さんだという噂が入っていたので、結婚式もさぞ豪勢なところで挙げるのだろうと思っていたら、会場は郊外の個人住宅で、送迎バスを手配するのでそれでおいで下さい、ということだった。
そして結婚式の当日は――会場は新郎の親戚が所有する古家の広い庭で、特に豪華ということもなかったが、そこの景観が好きだという新郎の意を汲んで、新婦がそこを会場にすることを提案したという。近くに住むまたべつの親戚が「おいしいと評判の店」をやっていて、料理は任せろと言ってくれたという。そうしたみんなの目立たない心遣いのおかげで、結婚の宴は慎ましくも楽しいものとなった。
そしていよいよ宴の山場は――主禮(結婚式を司る人)は、地味な宴を少しは華やかにするために著名人に頼んであるだろうという予想に反して、長男の小学校時代の担任の先生だった。主禮の経験があまりなさそうなその先生は、通常の式次第は無視して、新郎の子ども時代の腕白ぶりを楽しそうに話して会場を沸かせた。もちろん新郎が正義感のある素晴らしい子どもだったことを示す逸話もあれこれ披露した。そのあと新郎が先生をおんぶして会場を一回りしたとき、この美しい結婚の宴は最高潮に達したのだった。

以上、内容を要約してみたが、これが「いちばんすてきな結婚式」だろうか。作為的で気恥ずかしくて、いたたまれない、と思ってしまうのは私だけだろうか。特に、みんなが自分に好印象を持つような話をしてくれることが確実な小学校時代の先生を主禮として招いた新郎を、著者は「思慮深い/物事を深く考えて行動する」と好意的に見ている点がひっかかる。先生を背負って会場を一巡りしたこととあわせて、この新郎は自分を売り込むことしか頭にない、慎み深さとは無縁のお調子者のように思えてしかたがない。(もしかしたら本日はちょっとひねくれた意地悪な気分になっているかも知れません。朴婉緒さん、ごめんなさい。)(2016.12.12読了)
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by nishinayuu | 2017-02-13 09:57 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)

『冬の夜ひとりの旅人が』(イタロ・カルヴィーノ、訳=脇功、白水Uブックス)

c0077412_9433656.jpg『Se una notte d’inverno un viaggiatore』(Italo Calvino, 1979)(画像はちくま文庫)
第1章は――あなたはイタロ・カルヴィーノの新しい小説『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている――という文で始まる。ここでは「あなた」は単に読者への呼びかけのように見えるが、やがて「あなた」がこの章の、そして全編を通じての主人公であることがわかってくる。多和田葉子の『容疑者の夜行列車』の主人公も「あなた」で、その読者の意表をつく呼称が衝撃的で新鮮だったが、本書の「あなた」にはあまり衝撃も受けずにすんなり入っていける。
より衝撃的で新鮮なのは中身の方で、『冬の夜ひとりの旅人が』は30ページほど読み進んだところで同じ話がまた繰り返されることに「あなた」は気づく。何のことはない、製本ミスの出来損ないの本だったのだ。そこで「あなた」が本屋に事情を説明しに行くと本屋は、カルヴィーノの本に別の作家の『マルボルクの村の外へ』が紛れ込んでしまったもので申し訳なかった、と言いながら出版社から届いた完全な本を取り出してくる。しかし「あなた」が読みたいのは『マルボルクの村の外へ』の続きなので、書棚にあった『マルボルクの村の外へ』をもらってくる。
ところがその本を読み始めた「あなた」は、それもまた製本ミスの出来損ないで、しかも内容も読みたかったものの続きではないことに気づく。それは『切り立つ崖から身を乗り出して』という作品で、それもまた途中までしか読めずに今度は『風も目眩も怖れずに』という作品を「あなた」は読むことになる。こんな具合に「あなた」は、最後まで読むことができない作品を、次から次へと読んでいくことになり、読者も「あなた」といっしょに10冊の本を追いかけていくことになる。しかもその間に「あなた」と女性読者(第7章でもう一人の「あなた」として登場する)との交流やら、どの話も中断されることになったいきさつやら、イタロ・カルヴィーノの分身のような作家の存在やらが盛り込まれている。なんとも巧みで洒落た作品である。
「あなた」がであった作品は以下の通り
1『冬の夜一人の旅人が』(イタロ・カルヴィーノ)/2『マルボルクの村の外へ』(タッツィオ・バザクバル、ポーランドの作家)/3『切り立つ崖から身を乗り出して』(ウッコ・アフティ、チンメリアの作家)/4『風も目眩も怖れずに』(ヴォルツ・ヴィリャンディ、チンブロの作家)/5.『影の立ちこめた下を覗けば』(ベルトラン・ヴァンデルヴェルデ、フランス語)/6.『絡みあう線の網目に』(サイラス・フラナリー、アイルランドの推理小説家)/7.『もつれあう線の網目に』(サイラス・フラナリー)/8.『月光に輝く散り敷ける落ち葉の上に』(タカクミ・イコカ、日本人作家)/9.『うつろな穴のまわりに』(カリスト・バンデラ、アタグィタニアの作家)/10.『いかなる物語がそこに結末を迎えるか?』(アナトリー・アナトリン、イルカニアの作家)
(舞台も雰囲気もがらりと異なる10作品の中で特に続きが読みたいと思ったのは1.3.6.9の各作品でした。)

主人公の「あなた」以外の主要登場人物は以下の通り
ルドミッラ(女性読者の「あなた」。フラナリーの本は全部読んでいる)/ロターリア(ルドミッラの姉で大学教授。フラナリーについての論文を書いている)/エルメス・マラーナ(ルドミッラに本を通じて語りかける声に嫉妬し、自分もそういう声を持ちたくて模倣、偽作の文学に走った男)/ガヴェダーニャ(出版業者)/ウッツィ・トゥッツィ(チンメリア語の研究者)/ガッリガーニ(チンブロ語の研究者)
(2016.12.11読了)
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by nishinayuu | 2017-02-09 09:45 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)

『猫は川辺で首をかしげる』(リリアン・J・ブラウン、訳=羽田詩津子、早川文庫)


c0077412_10551812.jpg『The Cat Who Went up the Creek』(Lilian Braun、2002)
もと新聞記者で今は地方新聞のコラムニストであるクィラランが、持ち前の推理力で事件を解決するシリーズの24冊目。クィラランが飼っている雄のシャム猫のココは、あたかもクィラランの推理を助けるような行動を示すので「助手」ということになっている。一方、雌猫のヤムヤムはふつうに猫らしいふるまいをみせるだけなので、助手とは見なされていない。
本作の舞台もいつも通り「どこからも400マイル北」にあるムース郡。物語はクィラランが「蚊週間」をテーマに千語の文章を書いているところから始まる。ムース郡では毎年6月半ばになると「若く熱意に溢れた蚊の大群が、森の湿地から一斉に飛び立って、郡じゅうに散開し、観光客に攻撃を開始」するのだ。最後のページをタイプライターから取り出したとき、ココがうなり声を発する。「もうすぐ電話が鳴る」という合図だった。
電話は「クルミ割りの宿」のローリ・バンバからだった。「クルミ割りの宿」は、クリンゲンショーエンの莫大な遺産を相続したクィラランがそれを地域社会に役立てようと設立したK基金が、古いリンバーガー屋敷を買い取って田舎宿として改装したものだ。そしてクィラランの推薦で若いニックとローリのバンバ夫妻が経営者となったのだが、そのローリが「クルミ割りの宿」の建物を黒雲が覆っている気がする、と訴えるのだった。そこでクィラランは宿に数日滞在して、悪意のある霊気が感じられるかどうか確認しよう、と申し出る。こうしてクィラランは夏の間、殺人2件、自殺1件、心臓発作1件との遭遇とそれらの解明に明け暮れることになる。

[ちょっと目に留まった文]
*クィラランは路肩に車を停めて、何本か電話をした。ムース郡は州内で最初に、運転中の携帯電話の使用を禁じたのだ。(原稿はタイプライターで書いているクィラランも、携帯はふつうに使っているのでした。)
*(本の交換会でクィラランはオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』を借りることにしたクィラランの言葉)「いちばん好きな作家はトロロープなんだが。」(因みに週末の恋人ポリーはワーズワースが好き。)
*(チェノウェスという名前を聞いて)「ウェールズの名前のようですね」クィラランは苗字の由来を知っていることが自慢だった。「(その人は)歌が得意ですか?こういうことわざをご存じでしょう。どんなウェールズ人も歌を歌う。どんなスコットランド人も倹約家だ。どんなイギリス人も不屈の精神の持ち主だ。そして、どんなアイルランド人も戯曲を書く。」

(2016.12.8読了)
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by nishinayuu | 2017-02-05 10:56 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

映画鑑賞ノート25 (2017.1.5作成)

c0077412_9572635.jpg2016年10月~12月に見た映画とドラマの記録
1(~2)行目:鑑賞した月/日 タイトル(原題)制作年・制作国 監督 
(2or3)行目以下:キャスト、一言メモ
☆画像は「赤い靴」

10/3 ある愛へと続く旅(Venuto al Mondo)2012 伊・西
   セルジオ・カステリット
   ペネロペ・クルス、エミール・ハーシュ、A・ハスコビッチ
   男たちの人間性が心に残る深くて美しい作品。
10/6 Burn Burn Burn 英 チャーニャ・バトン
   ローラ・カーマイケル、クロエ・ピリー、J・ファージング
   二人の女が死んだ男の遺灰を撒く旅に出る。Downton Abbey
   のいじけた次女(カーマイケル)が頑張っている。
10/8 レッスン(Take the Lead)2006米 リズ・フリードランダー
   アントニオ・バンデラス、ヤヤ・ダコスタ、ジェナ・ディーワン
   若いときは暑苦しかったバンデラスがいい感じに渋くなった。
10/13 夢と希望のベルリン生活 2015西 ナチョ・ベリーリャ
   ヨン・ゴンサレス、フリアン・ロペス、ブランカ・スアレス
   あこがれのベルリンへやって来た若者がボロボロの生活に転落。
   と思いきや見事に立ち直る。立ち直れたのはベルリンだから?
   それともスペイン人だから?
10/15 女たちとの会話(Conversations with Other Women)2005米
   ハンス・カノーザ
   アーロン・エッカート、ヘレナ・ボナム=カータ、E・アイデム
   最初から最後まで左右2分割画面にした意図は?効果は?
10/19 食客(식객)2007韓 チョン・ユンス
   キム・ガンウ、イム・ウォニ、イ・ハナ、アン・ギルガン
   若き天才料理人とそのライバルが料理対決をする。原作は漫画。
10/22 あなたを抱きしめるまで2013英 スティーヴン・クリアーズ
   ジュディ・デンチ、スティーヴ・クーガン、Bジェフォード
   原作はノンフィクション『The Lost Child of Philomena』
   修道院で産んだ子と引き裂かれた女性の息子を求める長い旅。
11/1 ブラッド・ワーク 2002米 クリント・イーストウッド
   クリント・イーストウッド
   犯人(サイコでした)との対決場面は例の「崖の外れ」。しかも
   応援は呼んでいない。原作はマイクル・コナリーのベストセラー。
11/18 猫の恩返し 2002日本(スタジオジブリ) 森田宏幸
   主人公が全くかわいくないのに何か意味が?と思ったが、ただ
   かわいくないだけだったのでした。
11/20 水曜日のエミリア 2009米 ドン・ルース
   ナタリー・ポートマン、スコット・コーエン、リサ・クドロー、
   美男美女の共演。因みにポートマンはハーバード卒の高学歴女優。
   コーエンはギルモア・ガールズで進学校の教師役(だからなに?)
11/22 忘れた恋の始め方 2009米 ブランドン・キャンプ
   アーロン・エッカート、Jアニストン、マーティン・シーン
   シーンと白いオウムはよかったけれど、話はイマイチでした。
11/24 ブルックリン(Brooklyn)2015愛英加 ジョン・クローリー
   シャーシャ・ローナン、エモリー・コーエン、Dグリーソン
   アイルランドからアメリカに渡った若い女性。明るい前途が見え
   始めたとき、急遽帰国することになって…。原作はこちら
11/24 キャロル(Carol)2015米 トッド・ヘインズ
   ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラー、サラ・ポールソン
   原作はパトリシア・ハイスミスの同名小説。ブランシェットの声
   の低さと体格の良さにびっくり。マーラはヘプバーンの再来。
11/26 団地 2015日本 阪本順治
   藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工
   ファンタジーは嫌いじゃないけれど、この作品は前半と後半の
   トーンが違いすぎ。団地の人間喜劇に徹した方がよかったのでは?
11/26 ギルモア・ガールズ(A Year in Life)
   中年のローレライと薹がたったローリーだけれど、それでも
   やっぱり健気なガールズのふたりが愛しい。
11/29 深夜食堂 日本 山下淳弘
   (タンメン、アメリカンドッグ、トンテキの3作だけ見ました。)
   小林薫、佐藤B作、新井浩文、不破万作、小林麻子
12/9 言の葉の庭 日本 新海誠
   詞と曲=大江千里(チサトではなくセンリのほうですね)
   引用歌=雷神(ナルカミ)のすこし動(トヨ)みてさし曇り雨も
   零(フ)らぬか君を留めむ/雷神の少し動みて零らずとも吾は
   留らむ妹し留めば
12/22 赤い靴 1948英 マイケル・パウエル、Eプレスバーガー
   モイラ・シアラー、Aウォルブルック、レオニード。マシン
   レルモントフはディアギレフがモデルとか。バレエが圧巻。
   色彩も光と影の扱いも素晴らしい。ただし音楽は印象が希薄。
   シアラーの腿が昔見たときよりむちむちしているように見える。
12/24 Blue Jay 2016米 アレクサンドル・レーマン
   マーク・デュプラス、サラ・ポールソン
   白黒映画。若き日の恋人との再会によって蘇った愛と苦しみ。
   やや冗漫だが、後味は悪くない。
12/28 第三の男 1949英 キャロル・リード
   ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ
   脚本=グレアム・グリーン。音楽=アントン・カラス
   四分割統治下のウイーンを舞台にしたフィルム・ノワール。
   見所いっぱいの作品で、何度見ても引き込まれる。
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by nishinayuu | 2017-02-01 10:04 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(1)