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「近くても外国」  特派員メモ  ソウル

☆新聞のコラム(2007.7.20朝日新聞)の韓国語訳です。原文は韓国語の下にあります。

가까이 있어도 외국 특파원 메모 서울
한국 사람한테서 호되게 꾸중들었다. 역사인식이나 [타케시마/독도]문제가 아니다. 취재를 끝마치고 감사의 뜻으로 일본제 과자를 손으로 건네려고 했을 때였다.
“당신 몇살이냐? 나보다 훨씬 손아래지. 한쪽 손으로 물건을 건네려고 하다니, 무슨 짓이야. 예의를 통 모르는 사람이네”. 무서운 기세로 노했기 때문에 주위의 한국 사람도 너무나 놀라는 표정이었다. 별것 아닌 물건이어서 몰래 건네려고 한 것이 잘못이었다.
유교국 한국에서는 연장인 사람들을 존경한다. 그것은 머리속에서 이해하기만 하면 되는 일이 아니라 태도로 보여야 한다.
예를 들면, 연장인 사람하고 술을 마실 때에는 고개를 옆으로 돌리며 숨기는 것 처럼 마신다. 악수할 때나 술을 부을 때는 두 손을 모은다. 점원들도 공손하게 두 손으로 거스름돈을 준다. 더워서 와이셔츠의 소매를 걷어붙이고 있었는데, “너, 싸움을 걸려는 거야?” 라고 노인에게서 야단을 맞은 일도 있었다.
일본 사람과 한국 사람은 얼굴도 비슷하고 언어도 가깝다. 식사할 때는 젓가락을 쓴다. 그 게 허방다리다. 새삼 ‘역시 외국인이다’는 생각이 들었다.
한일교류가 늘어감에 따라서 이러한 작은 습관의 차이에 관련되는 오해가 생기는 일도 있을 것이다. 한류드라마를 볼 때에도 사람들의 행동에 주목하면서 보면, 보잘것없는 마찰을 줄일 수 있을지도 모른다. (사쿠라이 이즈미)

近くても外国
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by nishinayuu | 2008-01-31 10:33 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)

『The Tempest』(W. Shakespeare 著、Greenwich House)

c0077412_9315552.jpgシェイクスピア最後の戯曲。
ナポリの王アロンゾと王子ファーディナンド、ミラノ公アントニオたちの乗った船が大きな嵐に遭遇する。その嵐はアントニオの兄で、ミラノ公の地位を弟によって奪われたプロスペロが、自分の島に彼らを引き寄せるために魔法の力で起こしたものだった。島にはプロスペロと娘のミランダの他に、プロスペロに仕える妖精のアリエル、魔女の息子で醜悪な容貌をもつカリバンが住んでいる。プロスペロは魔法によってファーディナンドとミランダという、全く別の世界で育った美しい若者たちを恋に陥らせる。さらにアロンゾに敵対する者や簒奪者であるアントニオを、また酔っぱらいの乗組員を信奉してプロスペロに反抗しようとしたカリバンを改心させる。すなわちプロスペロは、自分の持つ大きな力を使って、悪を働いた者たちが許しを乞うようにし向け、寛容な心で彼らを許すのである。復讐劇になりそうな始まり方をするが、結局は愛と寛容のうちにすべてが平和に収まる、という美しい終わり方になっている。(2007.11.8記)

☆昔々、大学の卒業試験に「Mirandaについて説明せよ」という一問がありました。テンペストの登場人物だということはあとでわかったのですが、悔しくて読む気になれないまま今日に至ってしまいましたが、これでやっと長年引っかかっていた棘がとれたような気がしています。なお、上の画像は2004年発売のCDからとったものです。
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by nishinayuu | 2008-01-29 09:33 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

『朝霧』(北村薫著、東京創元社)

c0077412_7493992.jpg「山眠る」「走りくるもの」「朝霧」の3部作。
この作品の前に『六の宮の姫君』を読んでおいたほうがいいようだ。それを知らずに読み始めたせいか、はじめのうち登場人物たちの人物像や関係がつかめず、彼らの丁々発止の会話について行けなかった。だいいち、かなりの間ヒロインは名無しのまま話が進んでいくのである。しかもこのヒロインが俳句やら落語やら歌舞伎やらに関してやけに博識なのだ。 これから出版社で編集者として働く人間という設定なのだから当然かも知れないが、何となくしらけた気分にさせられた。が、それははじめのうちだけ。落語家の春桜亭円紫さんの登場で、この作品全体が謎解きのおもしろさでできあがっていることがわかってからは、すっかり虜になった。最後の祖父の日記に出てくる判じ物を解いていくところなどは、鮮やかな手並みに思わず拍手したくなる。(2007.11.5記)
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by nishinayuu | 2008-01-26 07:55 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

「言葉から見た比較文化論」   日本語と中国語(劉徳有 著)

☆書評(2006年5月 朝日新聞)を韓国語に翻訳しました。原文は韓国語の下にあります。

언어에서 본 비교문화론 일본어와 중국어

저자는 요인의 통역이나 신화사특파원으로 오래동안 일을 해온, 중국정부 문화부의 전부부장이며 일본어에 뛰어난 사람. 언어가 다르면 문화도 다르다. 일본어와 중국어를 비교하는 데에서부터 양국 문화의 차이를 생각하여, 상대방을 이해하기의 어려움과함께 그 즐거움도 능란한 말솜씨로 가르쳐준다.
일본어 [썩어도 도미는 도미다 (썩어도 준치)] 는 중국어로 말하면 [瘦死的駱駝比馬大 (아무리 여윈 낙타일지라도 말보다 뭄뚱이가 크다)] . 과연 일본과 중국의 풍토의 차이를 잘 느낄 수 있지 않는가.
특히 재미있는 것은 역동적인 사회 변모를 반영한 중국의 신조어사정이다. [電腦] 는 일본어화 되어 있는데, [袋鼠族] 를 아는 사람은 상당히 중국통이다. [袋鼠] 즉 캥거루처럼 부모의 비호에서 빠져 나가지 않는 젊은이를 말하는 말이란다. [○○족] 이라는 말은 [人氣] 같은 말과 같이 최근 일본에서 전해졌다.
문화교류에 착목해 보면 세계에서도 특수한 일중 양국 사이의 미묘한 연결과 차이가 보인다.
그 이외에도 애매한 일본어표현을 어떻게 중국어로 번역하는가, 중국에서 쓰여지고 있는 일본제한자말이 얼마나 많은가 등, 중국어를 사용하는 사람들에게 유용한 정보가 가득 실려 있다. 다음판에서부터는 반드시 색인을 붙였으면 한다.
(타카하라 아키오 토쿄대 교수)

「言葉から見た比較文化論」
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by nishinayuu | 2008-01-24 10:42 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)

『英国の最後の家族』(マット・ヘイグ著、天野隆司訳、ランダムハウス講談社)

c0077412_9403524.jpg「人間の家族はもろく壊れやすいが、たぐいまれな美しい存在である」という「ラプラドールの誓約」を信奉しているラプラドール犬プリンスが語る物語。飼い犬、野良犬の生態や、犬たちの交流、犬の気持ち?も描かれているが、主題は飼い主であるアダム一家の姿である。形としては『吾輩は猫である』の犬ヴァージョン風ではあるが、内容は笑いとは無縁。プリンスは犬生の師である同じラプラドールのヘンリーに導かれながら、深刻な崩壊の危機にあるアダム一家を守ろうと懸命に努力するのだが、小さな一匹のラプラドールの力では守りきれないほどに、人間の家族の崩壊は進んでいくのだった。(2007.11.4記)

☆動物は苦手です。猫ならまだしも犬は全然ダメなので、プリンスにもシンパシーが持てず、したがってこの作品を楽しむこともできませんでした。犬好きの人の意見を聞いてみたいものです。
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by nishinayuu | 2008-01-22 09:40 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

『五重奏』(アンヌ・フィリップ著、吉田花子訳、晶文社)

c0077412_13582932.jpg舞台はパリのアパルトマン。夫を亡くして、リセの教師をしながら猫と暮らすアニエス。中庭を隔てた部屋でひとり暮らしをしていた母もなくなった。その部屋にある日新しい住人が引っ越してくる。看護師のイザと、失業中の夫ペーチャ、声変わり前の少年である息子のヴァンサン。アニエスとイザは互いに相手に惹かれ、急速に親しくなっていく。亡くなった人たちを思いながら孤独に暮らしていたアニエスに、心の通いあう女友達やその幸せな家族との交流という新しい生活が訪れる。しかし、仕事のない夫、父であることに悩んでいたペーチャは、ふとしたことで知りあった若いピアニストと恋に落ちてイザのもとを去る。イザは自分が愛の対象でなくなったことに苦しみながらもペーチャへの思いは断ち切ることができない。そんな中でヴァンサンのあどけない子ども時代も終わりを告げる。
このあと、若いピアニストも巻き込んで、五人の男女が静かに心にしみいるような五重奏を奏でていく。読後に、フランス映画を見終わったような感慨が残る作品である。ちなみに著者の夫はかつて一世を風靡した美男俳優ジェラール・フィリップ。(2007.11.2記)
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by nishinayuu | 2008-01-19 15:38 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

「筑前守源道済が侍の妻、最後に和歌を読みて死にし語」その2

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☆『今昔物語』巻二十四第五十の再話とその韓国語訳です。その1はこちら


男がうち捨てておいた手紙を、男の同僚が何気なく手にとって読んでみると、次のように書いてあった。

問へかしないくよもあらじ露の身をしばしもことのはにやかかると
(おいでくださいな。もういくらも命のないわたしですが、あなたのお言葉が聞ければほんの少しは生き延びられるかも知れませんので)

情のある同僚の男は女がかわいそうでたまらなくなって、その手紙を守に見せたのだよ。手紙を読んだ守が男を呼びつけて、どういうことだ、と問いただすと、男はしかたなく何もかも話したのさ。
守は女のところに人を遣わしたけれども、女はすでに息を引き取っていた。哀れに思った守は、夫を呼びつけて言った。
「おまえは実に不人情な人非人だな。今までおまえをかわいがって使ってきたことが悔しくてたまらぬわい。もうおまえなどはこの目で見るのもごめんだ。」
守は男にまかせていた仕事も住む場所も取り上げて、筑前の国から追い出してしまった。男はそれまで一緒に暮らしていた女も失って、なんの蓄えも持たない惨めな姿で京に戻っていったそうだ。身から出た錆だね。女の遺体は守が人びとを遣わして手厚く葬ってやった。守は慈悲深くて和歌も詠む人なので、このように人情もあったのだと語り伝えられている。


남자가 놓아 둔 그 편지를 남자의 동료가 무심코 손에 들어 읽어보니, 이렇게 쓰여 있었어.

찾아오세요 당신의 소리 들으면 한참동안 이승에서 살아가는 힘이 될 것이니

인정이 많은 동료는 여자에 대한 동정이 넘쳐서, 그 편지를 장관에게 보였주었단다. 편지를 읽은 장관이 남자를 불러들이며, 어떤 일이냐고 물었더니, 남자는 할 수 없이 다 이야기 했지.
장관은 사람으로 하여금 여자를 찾게 했지만, 여자는 이미 숨이 끓어지고 있었단다. 불쌍히 여긴 장관은 남편을 불러들여 말했다.
“너는 정말 몰인정한 놈이구나. 그 동안 너를 착하게 여겨 부려 온 게 한 없이 억울하네. 이제 네 모습이 내 눈에 보이는 일이 어찌 있겠는가.”
장관은 그 남자에 맡기던 일도 거처도 빼앗고, 치쿠젠지방에서 쫓아내 버렸단다. 남자는 그 동안 같이 살던 여자도 잃고, 아무 저축도 없이 비참한 꼴로 쿄토로 돌아갔다고 한다. 스스로 초래한 나뿐 결과였어. 여자의 시신은 장관이 사람들을 시켜 정중히 장사지내게 했단다. 장관은 자비심이 강하고 와카를 잘 짓는 사람이니, 이러한 인정도 있었다고 전해지고 있단다.
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by nishinayuu | 2008-01-17 10:00 | 再話 | Trackback | Comments(0)

『光とゼラチンのライプチッヒ』(多和田葉子著、講談社)

c0077412_1093465.jpg10編の作品が収められた短編集。
同音異義語やら言い間違いなどを中心に、ことばと思考のねじれが連鎖的に起こる『盗み読み』『胞子』、現実より幻想が大半を占めるような旅を綴った『チャンティエン橋の手前で』『ちゅうりっひ』『光とゼラチンのライプチッヒ』、ほとんどひらがなばかりの『ちゅうりっひ』、シナリオ仕立ての『夜ヒカル鶴の仮面』などなど、「実験作」といった趣の作品が並んでいる。『裸足の拝観者』のなかに「うとうとと物を考えている時、ひとつ何かを思いつくと、それにまつわることがいろいろ頭に浮かんできて、ころんと球になり、次にまた、全く別のことが浮かんできて、それが、ころんと球になり、しまいには、そのような球が何十個も頭の外側に貼りついて、仏像の頭のようになってしまう」という文があるが、この作品集は作者がそのようにして作り出した球の集合体とでも言おうか。したがって、ストーリーを求める読者には向かない。
作者の連想についていくのはなかなか難しいけれども、不思議な磁力があって途中でやめるのも難しい、そんな作品集である。(2007.10.29記)

☆『ころびねこ』に次のような行があって、思わず拍手しました。
おまえみたいに、女の好きな男は、自分自身がかなり女なんだ。/女の好きな男って、どういう意味?どっちがどっちを好きなの?/それは日本語文法の盲点ね。
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by nishinayuu | 2008-01-15 10:10 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

『手紙』(東野圭吾著、文藝春秋)

c0077412_1120422.jpg読書会「かんあおい」2007年11月の課題図書。
弟を大学に進学させるお金が工面できず、せっぱ詰まって強盗殺人を犯してしまった兄。兄が殺人者となったために、進学するどころか生活していくことさえ難しくなってしまった弟。兄は罪を悔い、弟が強く生きることを願い、弟との絆を支えに刑務者から手紙を書き続ける。しかし弟は次第に兄の手紙が疎ましくなる。就職が希望通りに行かないのも、デビューまでこぎ着けたバンド活動がだめになったのも、愛する女性との仲がこわれたのも、すべて殺人罪で服役中の兄の存在のせいだったからだ。やがて弟は自分を見守り、支え続けてくれていた女性と結婚して家庭を持つが、やっと手に入れたと思った平穏な生活が、またまた兄の存在によって脅かされる。ここにいたって弟は兄に絶縁状を突きつける。妻と子と、自分自身を守るために。
……と、ここまでは救いのない展開なのだが、物語はこのままでは終わらない。「感動を呼んだ不朽の名作」(文庫版の惹句)として映画化もされている。(2007.10.26記)
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by nishinayuu | 2008-01-12 11:20 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

「筑前守源道済が侍の妻、最後に和歌を読みて死にし語」その1


c0077412_22455271.jpg☆ 『今昔物語』巻二十四第五十の再話とその韓国語訳です。その2はこちら



今は昔、筑前守源道済という人がいた。和歌を詠むことに優れた人だった。その人に仕えているある男が、妻を連れてきていて一緒に暮らしていたのだけれど、そのうち筑前の女が好きになったものだから、その女を妻にして一緒に暮らすようになって、本の妻をないがしろにしたんだ。旅先の土地で取り残された妻は、途方に暮れて、夫に言った。
「一緒に暮らしてくださいとは言いません。ただ、京に上る人に頼んで私を京に送ってくださいな。」
夫はその頼みに耳を貸さなかったばかりか、はては妻が送ってよこした手紙を読まずに捨てて、妻のことを考えることもしなかった。
女は知らない土地で夫に出て行かれて、暮らしも思うようにならない上に病みついてしまったので、心細くてたまらなかったのだね。旅の空で死んでいく嘆き悲しみを、震える手でしたためて、男のもとに送った。男はその手紙をちらりと見ただけで、返事もやらなかった。

치쿠젠제방-장관 미나모토노미치나리에 수종드는 사람의 아내가 마지막으로 와카를 지은 뒤 죽은 이야기
옛날 옛날에, 치쿠젠지방-장관 미나모토노미치나리라고 하는 사람이 있었어. 와카를 짓는 데에 훌륭한 사람이었단다. 그 사람에게 수종드는 한 남자가 아내를 데리고 와서 같이 살고 있었는데, 그러던 중 어떤 치쿠젠 여자가 마음에 들어서 그 여자를 아내로 삼아, 본래의 아내를 소홀히 했지. 객지에서 혼자 남겨진 아내는 하는 수 없이 남편에게 말했다.
“같이 살아 달라는 말은 하지 않겠어요. 다만 교토로 올라가는 사람에게 부탁해서 저를 쿄토로 보내주세요.”
남편은 그 부탁을 무시했을 뿐만 아니라, 나중에는 아내가 보내온 편지들을 읽지 않은 채 버렸고, 아내 생각도 전혀 하지 않게 됐어.
여자는 낯선 땅에서 남편이 떠나고 살림도 뜻대로 되지 않는 데다가 병까지 나서, 불안하고 허전하기 짝이 없었 거든. 객지에서 죽어가는 한탄함을 떨리는 손으로 편지를 적어 남자에게 보냈다. 남자는 그 편지를 슬쩍 보기만 하고 대답은 보내지 않았어.
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by nishinayuu | 2008-01-10 10:23 | 再話 | Trackback | Comments(0)