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『デルフィニア戦記16 伝説の終焉』(茅田砂胡著、中央公論社)

c0077412_1036262.jpgタンガとデルフィニアが対峙しているタンガとの国境近くで、バルロが率いるティレドン騎士団の副官アスティンと配下の兵達がタンガに捕らわれる。救援に駆けつけたリイは、彼らの釈放という交換条件をのんでタンガの人質になる。リイが連れて行かれたボナリス城にはリイの仇敵レティシアが待ちかまえていた。そしてシェラの仇敵ヴァンツァーも、レティシアの仕事を円滑に進めるためにシェラを片付けようと待ちかまえていたのである。
この巻ではいよいよリイの相棒ルーファがこの世に現れてウォルと親しく語り合ったり、シェラがファロット伯爵と対決してファロット一族の運命を決したり、ウォルが王位を捨てたり、と事態はめまぐるしい展開を見せる。(2007.12.12記)

☆シリーズのはじめの頃は登場人物達の言葉づかいがそこらのあんちゃん風で気になって仕方がありませんでした。それがだんだん目につかなくなり、物語の格調も少しずつ高まっていたのに、この巻で登場したルーファの言葉づかいのせいで、元の木阿弥になりました。人間を超えた存在であるルーファにはもっとそれらしい言葉づかいをさせてもよかったのでは? 巻15と同じく変な表現(186ページ花壇2行目、「その客人、今は何をしてございます?」)も散見されますが、それはそれとして145ページ下段10行目の「独り法師の国王」は笑えます。ここはひらがなにしたほうが……。
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by nishinayuu | 2008-03-22 10:36 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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