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『The Tempest』(W. Shakespeare 著、Greenwich House)

c0077412_9315552.jpgシェイクスピア最後の戯曲。
ナポリの王アロンゾと王子ファーディナンド、ミラノ公アントニオたちの乗った船が大きな嵐に遭遇する。その嵐はアントニオの兄で、ミラノ公の地位を弟によって奪われたプロスペロが、自分の島に彼らを引き寄せるために魔法の力で起こしたものだった。島にはプロスペロと娘のミランダの他に、プロスペロに仕える妖精のアリエル、魔女の息子で醜悪な容貌をもつカリバンが住んでいる。プロスペロは魔法によってファーディナンドとミランダという、全く別の世界で育った美しい若者たちを恋に陥らせる。さらにアロンゾに敵対する者や簒奪者であるアントニオを、また酔っぱらいの乗組員を信奉してプロスペロに反抗しようとしたカリバンを改心させる。すなわちプロスペロは、自分の持つ大きな力を使って、悪を働いた者たちが許しを乞うようにし向け、寛容な心で彼らを許すのである。復讐劇になりそうな始まり方をするが、結局は愛と寛容のうちにすべてが平和に収まる、という美しい終わり方になっている。(2007.11.8記)

☆昔々、大学の卒業試験に「Mirandaについて説明せよ」という一問がありました。テンペストの登場人物だということはあとでわかったのですが、悔しくて読む気になれないまま今日に至ってしまいましたが、これでやっと長年引っかかっていた棘がとれたような気がしています。なお、上の画像は2004年発売のCDからとったものです。
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by nishinayuu | 2008-01-29 09:33 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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