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『沖で待つ』(絲山秋子著、文藝春秋)

c0077412_10301517.jpg読書会「かんあおい」2007年10月の課題図書。『勤労感謝の日』と「沖で待つ」の2編が収められている。
『勤労感謝の日』は30代後半の女性の、何が勤労感謝だ、という鬱憤をぶちまけた話。言葉づかいがあけすけで(人によっては痛快ととるだろうが)ちょっとついて行けない。参った参った。
『沖で待つ』のほうはずっとおとなしくてまともな文体。「先に死んだ方のパソコンのHDDを、あとに残ったやつが破壊する」という約束を交わした男と女の話で、現実にありそうな話ではあるし、ちょっとほろりとさせられる部分もある。それでもやはり、ずしりとした手応えを感じるほどではなかった。総ページ数100ページほどの薄くて軽い本で、中身もその程度に軽い本だった。(2007.9.26記)
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by nishinayuu | 2007-12-06 10:30 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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