『完全演技者 トータル・パフォーマー』(山之口洋著、角川書店)

c0077412_9453245.jpg主人公の井野修は工学部の大学生。勉強よりもロック・ミュージックに入れ込んでいるが、そりの合う仲間が見つからず、鬱々とした毎日を送っている。そんなときに知ったのがクラウス・ネモというロック歌手。素顔も素性を隠し、仮面と仮装で全身を覆ったゲテモノであるが、修はネモの不思議な高音に魅せられる。バイト先の店長のつてやら、恋人の沙羅の後押しやら、いろいろな幸運が重なって、修は自分の目でネモを見、ネモの声を聞くためにニューヨークに行くことになる。そこで出会ったネモとネモ・バンドに修はますますひきつけられるが、なぜかネモのほうも修に急接近してくる。やがてネモ・バンドの一員に迎えられた修に、夢のような甘美な日々が訪れるが、トータル・パフォーマーとしてのネモには、修の思いも寄らないある計画があったのである。(2007.8.23記)

☆デビッド・ボウイが登場するので、クラウス・ネモというのももしかして実在の人物?と思ってネットで調べてみました。クラウス・ノミというミュージシャンがモデルだと言うことですが、何しろこの方面に暗いので、それがどんな人物なのか、モデルとネモがどの程度重なるのかなどは、全くわかりません。ある書評に「クラウス・ノミを知らない人が読んでもわかるかどうか」とありました。確かに、彼を知っていて読んだらもっと楽しめるのでしょうね。
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by nishinayuu | 2007-10-23 09:45 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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