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『チョコリエッタ』(大島真寿美著、角川書店)

c0077412_15341094.jpg「チョコリエッタ」というのは主人公の女の子(高校生)のニックネーム。映画好きの両親が飼い犬を、イタリアの女優ジュリエッタ・マシーナにちなんで、ジュリエッタと呼んだ。幼かった主人公が、そのジュリエッタと同じレベルだというので、母親が主人公をチョコリエッタと呼んだのである。物語は犬のジュリエッタが死んだ、というところから始まる。女優のジュリエッタもとうに死んでいるし、実は母親も十年前に死んでいる。父の運転する車に、三人で乗っていて事故にあったのだ。かろうじて助かった主人公はそれ以来、わけのわからない影にすっぽりと覆われたような気分のまま、自分の居場所がわからないまま生きてきたのだった。そんな主人公が、映画クラブの先輩正岡正宗との出会いによって、少し前向きに生き始める、というお話。(2007.4.8記)

☆初期の作品だからでしょうか、大島真寿美作品の特徴である、ふわふわ漂うような気持ちよさは味わえませんでした。人物もあまりくっきりと浮かび上がってきませんでした。残念!
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by nishinayuu | 2007-06-17 10:37 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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