「ほっ」と。キャンペーン

『グリーン・ノウの子どもたち』(L・M・ボストン著、亀井俊介訳、評論社)

c0077412_15195456.jpgイギリス児童文学の古典のひとつ。といっても出版は1954年で、それほど古くはない。
舞台はロンドンの北の方にある田舎。主人公である7歳の少年トーリーは、両親がビルマに住んでいるので、冬休みの間、曾祖母の家であるグリーン・ノウで過ごすことになる。さて、トーリーがグリーン・ノウの最寄り駅に降り立つと、辺り一面がまるでノアの洪水のような大洪水。お迎えのタクシーとボート(!)を乗り継いでやっと屋敷に到着する。屋敷には曾祖母のオールド・ノウ夫人と、下働きのボギス老人と、トーリーしかいない――と思いきや、どこかに子どもたちの気配がする。はじめは隠れていた子どもたちが、やがてトーリーの前に姿を現し、話をし、一緒に遊ぶようになる。彼らは300年前にこの屋敷に住んでいた子どもたちだった。(2007.3.27記)

☆この本には、トーリーのぞくぞくしながらもワクワクもする気持ちが投影されたような、印象的な挿絵がついていて、それが物語をいっそう魅力的なものにしています。著者の息子、ピーター・ボストンの絵です。ただし上の画像は英語のペーパーバックのもので、中身のイラストはピーターが描いたものですが、表紙絵は彼のものではありません。
[PR]
by nishinayuu | 2007-04-24 11:13 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://nishina.exblog.jp/tb/5943441
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 「戦後体制-民主主義の根幹に揺らぎ」 『The Perfect Su... >>