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『賢者の石』(コリン・ウイルソン著、中村保男訳、創元推理文庫)

c0077412_17205187.jpg『アウトサイダー』の著者として知られるコリン・ウイルソンによるSF小説。
主人公のハワード・ニューマンと友人のリトルウェイはともに優秀な学者で、人間の頭脳の働きと寿命とに相関関係があると見て、共同研究をすることになる。そして「ニューマン合金」を前頭葉に埋め込む手術を受けたふたりは、時間透視力を持つようになり、やがてほとんど意のままに価値体験に浸れるようになる。
大いなる空想物語であると同時に、人類のあるべき姿、人類の行くべき道を示す指南書でもある。(2006.12.6記)

☆博覧強記の著者なので、全編に科学や文学に関する情報・エピソードがびっしり詰め込まれています。定説と著者独自の説、真実と虚構とを見分けようという無駄な努力は最初から放棄して、楽しむことに徹しました。
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by nishinayuu | 2007-01-21 10:31 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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