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『揺りかごが落ちる』(メアリ・H・クラーク著、深町真理子訳、新潮文庫)

三冊目のメアリ・クラーク。読者には最初から犯人と犯行の方法が明らかにされており、それを捜査する側がどう明らかにしていくのかが物語られている。衝撃的なタイトルではあるが、『誰かが見ている』と『子供たちはどこにいる』の2作を読んでこの作者に免役ができたので、前2作よりは‘気持ちよく’読めた。ただし、この作品では人が次々に殺されるので‘気持ちよく’という言い方は穏当ではないかもしれない。
疑問が2つ。その1――ケイティ・ディメオは検事補としての仕事はきちんとこなせる精神状態なのになぜ何の警戒もせずに問題の病院に入院したのか。その2――日本人医師の名前のフクヒトって何? 姓名の名の方なら福人、福仁などが考えられるが。こんな変わった姓を作者はどこからとってきたのだろうか。
訳者の後書きに、タイトルはマザー・グースからとられている、とあって日本語訳が載っているので、ここに原詩を記しておく。(2006.11.9記)
HUSH-A-BYE
Hush-a-bye, baby, on the tree top,
When the wind blows the cradle will rock;
When the bough breaks the cradle will fall,
Down will come baby, cradle, and all.
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by nishinayuu | 2007-01-05 20:41 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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