『韓国現代史』(ソジュンソク著)

c0077412_18153591.jpg『한국 현대사』 (서중석著、歴史問題研究所企画、 웅신씽크빅)
1945年の「解放」以降の韓国現代史を膨大な写真資料と絵を織り込んで解説したもの。過去の政策の過ち、過去の政権が伏せてきた事件など、負の部分にも触れている真摯な歴史書である。日本人が天から降ってきたもののように受け入れ、享受してきた「民主主義」を獲得するために、すぐ隣の国の人々が払ってきた犠牲の大きさと重さがひしひしと伝わってくる。
各章のタイトルと内容は以下の通り。

第1章(1945~1948)統一民族国家建設のために――1.夢のように訪れた解放を迎えて 2.深まる左右対立と葛藤 3.反信託統治の渦の中で 4.左右合作を推進する 5.遠く険しい南北協商の道 6.新しい社会を建設する努力

第2章(1948~1959)分断政府樹立と戦争の惨禍――1.眠れない南の地 2.金九、暗殺される 3.民族の悲劇 韓国戦争 4.戦争の渦中にも権力争奪戦が 5.逆風の政治家 曺奉岩

第3章(1945~1959)新しい社会の出現――1.ハングル世代の大挙登場 2.廃墟の上に経済建設が 3.変化する女性 4.労働者は飢え、労組幹部はマカオ服を着て 5.戦争の中で咲いたヒューマニズム

第4章(1960~1961)民主主義への熱望――1.‘血の火曜日’から‘勝利の火曜日’へ 2.許政過渡政府と内閣責任制改憲 3.経済第一主義を打ち出した張勉政権 4.行こう北へ、来たれ南へ

第5章(1961~1979)‘軍靴’と情報・鉄拳政治18年――1.軍人たちの世の中 2.朴正煕政権の成立 3.永久執権を目指して 4.超強権体制の登場と民主勢力の抵抗 5.銃声に倒れた維新独裁

第6章(1961~1979)経済発展の光と影――1.農業社会から産業社会へ 2.揺さぶられる成長第一主義 3.極端な反共・国家主義教育 4.大衆文化のない大衆社会

第7章(1979~ )民主主義のために、統一のために――1.現代史の新しい里程標、光州抗争 2.新軍部と民主化勢力の激突 3.民主主義の勝利、6月民主大抗争 4.前進する民主主義 5.統一に向かって
[PR]
by nishinayuu | 2006-12-20 09:54 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://nishina.exblog.jp/tb/5170110
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 『誰かが見ている』(メアリ・H... 韓国の詩「かあさん、ねえさん」... >>