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『赤と黒』 (スタンダール著、桑原武夫・生島遼一訳、河出書房)

c0077412_1616415.jpgルビなしの「あの女」を、あのひとと読むべきか、あのおんなと読むべきか、という疑問を投げかけてきた友人に応えるために読み直した。映画でソレルを演じたジェラール・フィリップの顔がちらついてしかたがなかった、と友人は言っていた。確かに。
ところで、同じ作者の『カストロの尼』、『ヴァンナ・ヴァニニ』 の場合、男性はその心理や言動についての説明が行き届き、読者の納得がいくように描かれている一方で、女性は言動が突飛で不可解な生き物のように描かれている。この2作ほど甚だしくはないが、『赤と黒』にもやはりそういう傾向がある。

☆画像はNortonのものです。
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by nishinayuu | 2006-11-26 17:47 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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