『逃げていく愛』と『ゼルプの裁き』(ベルンハルト・シュリンク著)

c0077412_20232783.jpg『逃げていく愛』 (松永美穂訳、新潮社クレストブックス)

著者の『朗読者』があまりにすばらしかったので、同じ感動は期待する方がむり、と予想したとおりで、まあまあよかったというところ。減点の理由の1つは、この本が短編集だということ。いっそ俳句ぐらい短ければ想像をふくらませる楽しみもあるが、中途半端に短いのはものたりなさだけが残ってよくない。


『ゼルプの裁き』 (岩淵達治・他訳、小学館)

『朗読者』の作者による推理小説。コンピュータがまったくわからない探偵がコンピュータ犯罪を追及するというむちゃな設定が笑える。探偵像が今ひとつはっきりしないのと、ストーリー展開がまどろっこしいのとでかなりの減点。
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by nishinayuu | 2006-11-14 17:08 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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