『策謀と欲望』(P.D.James著、青木久恵訳、早川書房)

イギリスはノーフォーク北東海岸にある架空の岬が舞台。警視長ダルグリッシュが、亡くなった叔母の遺産を整理するため、岬の風車小屋に滞在することになる。近くには修道院の廃墟、16世紀に火刑に処せられた女性の住まいだった殉教者の家、4人の子を持つ画家が住むコティジ、そして原子力発電所があり、反原発活動家が住むトレーラーハウスもある。この岬に連続殺人鬼の影が忍び寄り、ある日ついに岬の住人の一人が死体となって発見される。今回の捜査を担当するのは、地元ノーフォーク警察のリガース。この人物から見たダルグリッシュ像も興味深い。
原題はDevices and Desires。原題のアリタレーションの代わりに語末の韻を揃えた日本語タイトルも気が利いている。
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by nishinayuu | 2006-11-05 13:42 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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