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『ある秘密』(フィリップ・クランベール著、野崎歓訳、新潮クレストブックス)

c0077412_20285128.jpg両親の没後20年たってから書き上げた両親の物語。「感情に流された文になっていると気がついて書き直し、残ったのは骨の部分だけ」と著者はいう。なるほど驚くほどシンプルな、緊迫した文体で、読み始めは少し戸惑う。読み進むうちに、歴史の闇、両親の苦悩が次第に明らかにされていき、著者の両親への愛や兄への思いが胸に迫ってくる。

この作品は「高校生の選ぶゴンクール賞(1988年から続く賞)」を受賞し、2004年にはフランスでベストセラーになったという。
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by nishinayuu | 2006-10-15 16:08 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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