「ほっ」と。キャンペーン

『殺人展示室』(P.D.ジェイムズ著、青木久恵訳、早川書房)

この著者の多くの作品に登場するダルグリッシュ警視長が手がけた事件のひとつ。著者82歳の時の作品ということだが、著者の年齢も、女性であることも感じさせない、きびきびとしてくっきりした文体である。
ダルグリッシュの人柄や、人間関係が今ひとつつかみにくく、特に、事件とは関係のない彼の恋人が登場したりして、推理小説としては焦点がぼやける感じがする。このシリーズに初めてであって、なじんでいないせいかもしれないが。
また、登場人物のうち、この人物には共感できるかもしれない、と思った人物が早い段階で殺されてしまって唖然。そのあとは推理が働かなくなってしまった。
[PR]
by nishinayuu | 2006-10-14 18:32 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://nishina.exblog.jp/tb/4727724
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 『ある秘密』(フィリップ・クラ... 南さんのような人 >>