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『朝鮮短編小説集(上)』(大村益夫・長璋吉・三枝寿勝訳、岩波文庫)

収録作品と著者:笞刑(金東仁)、運のよい日(玄鎮健)、桑の葉(羅稲香)、民村(李箕永)、洛東江(趙明煕)、白琴(崔曙海)、旱鬼(朴花城)、地下村(姜敬愛)、金講師とT教授(兪鎮午)。

リアリズムのプロレタリア文学系の作品ばかりで、貧乏、悲惨、凄絶のオンパレード。気持ちが萎えているときはとても読めないが、この土地のある時期の現実を知るには格好の読み物ではある。
これらの中で文学的に特に優れているという印象を受けたのは「運の良い日」で、追いつめられた人間の心理と行動が見事に描かれている。

☆著者については、マイリンクの「韓国の著名人」をごらんください。
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by nishinayuu | 2006-08-31 21:02 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)

読書と韓国語学習の備忘録です。


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