『朝鮮短編小説集(上)』(大村益夫・長璋吉・三枝寿勝訳、岩波文庫)
2006年 08月 31日
リアリズムのプロレタリア文学系の作品ばかりで、貧乏、悲惨、凄絶のオンパレード。気持ちが萎えているときはとても読めないが、この土地のある時期の現実を知るには格好の読み物ではある。
これらの中で文学的に特に優れているという印象を受けたのは「運の良い日」で、追いつめられた人間の心理と行動が見事に描かれている。
☆著者については、マイリンクの「韓国の著名人」をごらんください。
2006年 08月 31日
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