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『オリガ・モリソヴナの反語法』(米原万里著、集英社)

c0077412_22465280.jpg舞台は1960年代のプラハ。バイタリティーの固まりのダンス教師モリソヴナと、時代物の優雅なフランス語を話すフランス語教師エレオノーラ。年齢不詳、前歴不詳のふたりの過去を探り当てる推理小説仕立ての物語。
同じ作者の『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の姉妹編といった感じなので、作者の自伝的な要素がより強い『嘘つきアーニャ』を先に読んでおくと、『オリガ・モリソヴナ』にすんなり入っていける。

☆『ガセネッタ&シモネッタ』は、同時通訳者だった作者が、とんでもなく優秀で痛快な同時通訳者たちについて書いたお話。この人の、テンポが良く、おもしろおかしくて、しかもいつもなにかしらお勉強になる文が、もうこの先、新しく出てくることがないと思うと、本当に残念です。
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by nishinayuu | 2006-08-27 18:10 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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