『日蝕』(平野啓一郎著、新潮社)

c0077412_22455989.jpg物語の舞台は中世の南ヨーロッパ。語り手は古い文献を求めてフィレンツェを目指す聖職者。古めかしい文体が物語の雰囲気を盛り上げている。
読み始めたら、物語の世界にどっぷりと浸かって、最後まで一気に読むべき作品である。

☆同じ作者の『一月物語』(新潮社)は、やはり古めかしい文体で語られる絢爛豪華で幻想的な物語です。上記の作品からも色彩が強く感じられますが、こちらはいっそう絵画的で、絵巻物を繙くような感じです。
この本は装丁もしゃれていて、ぜひ手許に置いておきたいと思いましたが、図書館から借りたものだったのでしかたなく(!?)返却しました。
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by nishinayuu | 2006-08-23 22:25 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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