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『Harry Potter 6』(J.K.Rowling著、Bloomsbury)

c0077412_2245173.jpg副題「and the Half-Blood Prince」。
ハリーは青年期にさしかかり、学友との友情が深まり、新しい恋が生まれる。一方、ボルデモートとの対決の時が近付き、ハリーを取り巻く人々にも大きな変化が訪れるなど、この卷もやはり波瀾万丈であきさせない。

☆第1巻からずっと読んできて思うのは、この作品は実に現代の映画向きにできているということです。CGFで表現するのにぴったりの場面、CGFでなくては表現できないような場面にあふれているからです。作者は初めから映画化を意識していたに違いありません。作品の質についてはいろいろ批判もあるようですが、気楽に楽しめる物語であることは確かです。経済的に追いつめられた状態でこの作品を書き始めたという作者には、成功を祝って拍手を送りたいと思います。
ところで、日本語版の翻訳者には、ちょっとがっかりさせられました。もし私が日本語版の読者だったら、「がっかり」ではすまないでしょう。日本の読者のおかげで稼いだのですから、日本で税金を払うのが当然ではないでしょうか。税率の違いが10%くらいならどこで払ってもたいして違わないのでは、と言ったら、それは貧乏人の考え、と家人に一笑に付されてしましましたが。まあ、持てる者には持たざる者の想像を超えた事情がいろいろあるということでしょう。
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by nishinayuu | 2006-08-22 12:19 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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