『鳥よ鳥よ』 (申京淑著)

c0077412_15474624.jpg『새야새야』(신경숙 著、문학시상사)

『浮石寺』で李箱賞(日本の芥川賞のようなもの)と受賞した申京淑の短編。『遠野物語』より現代に近い時代の、『遠野物語』のような世界、といった感じの作品。『浮石寺』の場合もそうだったが、「雪」が重要な役割を果たしている。物語の終わりの部分は、本来の使い方と新しい使い方両方の意味で「鳥肌が立った」。

☆著者についてはマイリンクにある「韓国の著名人」の【ㅅ】を、「浮石寺」についてはマイリンクにある「韓国の地名」の【ㅂ】をご覧ください。

☆「鳥肌が立つ」は小学館の大国語辞典では
寒さや恐怖などの強い刺激によって、皮膚に鳥肌ができる

となっています。けれども「鳥肌」は立毛筋の収縮によって起こる現象ですから、寒さや恐怖だけでなく、強い感動や喜びを受けたときに鳥肌が立つことは充分考えられます。新しい使い方が出てきたときには「えっ?」と思いましたし、今でも抵抗はありますが、使う人の気持ちも理解できます。それで、試しに私も使ってみました。
[PR]
by nishinayuu | 2006-07-25 16:19 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://nishina.exblog.jp/tb/4220044
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 『ひとたびはポプラに臥す-1』... 盤上で人間との知恵比べ >>