『美しい子ども』(編=松家仁之、新潮クレストブックス)

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「新潮クレストブックス創刊15周年企画」と銘打ち、11の短編集から選んだ12作品を収録したアンソロジー。


収録作品は以下の通り。
『非武装地帯』(アンソニー・ドーア『メモリー・ウォール』より、訳=岩本正恵)
『天国/地獄』(ジュンパ・ラヒリ『見知らぬ場所』より、訳=小川高義)
『エリーゼに会う』(ナム・リー『ボート』より、訳=小川高義)
『自然現象』(リュドミラ・ウリツカヤ『女が嘘をつくとき』より、訳=沼野恭子)
『水泳チーム』『階段の男』(ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』より、訳=岸本佐知子)
『老人が動物たちを葬る』(クレメンス・マイヤー『夜と灯りと』より、訳=杵渕博樹)
『美しい子ども』(ディミトリ・フェルフルスト『残念な日々』より、訳=長山さき)
『ヒョウ』(ウェルズ・タワー『奪い尽くされ、焼き尽くされ』より、訳=藤井光)
『若い寡婦たちには果物をただで』(ネイサン・イングランダー『アンネ・フランクについて語るときに僕たちの語ること』より、訳=小竹由美子)
『リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ』(ベルンハルト・シュリンク『夏の嘘』より、訳=松永美穂)
『女たち』(アリス・マンロー『小説のように』より、訳=小竹由美子)

まるで長編小説のような重い内容の作品(『エリーゼに会う』『若い寡婦たちには果物をただで』)もあれば、短編小説ならではの余韻が魅力の作品(『ヒョウ』『リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ』)などもあり、それぞれ雰囲気の全く異なる作品が一度に楽しめる1冊である。(2017.1.26読了)
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by nishinayuu | 2017-03-29 09:44 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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