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『灰色雁の城』(ヴィクター・カニング著、中村妙子訳、新潮社)


c0077412_1349751.jpg『Flight of the Grey Goose』(Victor Canning, 1973)
『スマイラー少年の旅』のⅡ。舞台はスコットランド、時は『チーターの草原』から数ヶ月あとの7月である。
スマイラーは船乗りの父親が帰国して、自分の無実を明かしてくれるまではなんとしても身を隠していようと心に決めている。だから、働く場所と寝る場所を提供してくれ、余計な詮索をせずに親切に接してくれたミセス・レーキー、ミス・ミリーの所からも逃げ出すことになった。パットやジョー・リンガーの助けを借りて。
スマイラーは遠くスコットランドへと旅立つ。10月には父親の船がグラスゴー近くのグリンノックに着くことになっていたからだ。スコットランドでスマイラーは羽を痛めた灰色雁のラギーを助けたのをきっかけにして、農場の少女ローラと、そして湖の中の城に住む殿さまと知り合うことになる。ローラのおかげでスマイラーはボートのこぎ方や泳ぎ方を覚え、フライ・フィッシングの楽しさも知る。また動物の特別保護地区を作ることを念願としている殿さま、ことエルフィンストーン卿への敬愛の念から、獣医になる夢を抱き始める。その先には、後々農場を継ぐはずのローラとの暮らしも見えていたのだった。(2014.10.12読了)
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by nishinayuu | 2015-01-02 13:48 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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