『담배를 피우는 여자』(이규형,서을도쿄)


c0077412_13305768.jpg
『たばこを吸う女』(イ・ギュヒョン)
九つの短編を収めた短編集。40歳を目前に控えた著者が、若者を卒業するに当たって若い感覚の表徴として何かを残したいという気持ちで執筆したという。初版の出版は2000年12月。

執筆の際に思い浮かべた作品として、著者は次のような映画作品をあげている。
『ラブストーリー』(1970年の米国映画、監督アーサー・ヒラー、主演ライアン・オニール、アリ・マッグロー、邦題は『ある愛の詩』)
『ハリーがサリーと会ったとき』(1989年の米国映画、監督ロブ・ライナー、主演ビリー・クリスタル、メグ・ライアン、邦題は『恋人たちの予感』)
『フレンチ・キス』(1995年の英米合作映画、監督ローレンス・ガスタン、主演メグ・ライアン、ケヴィン・クライン)

つまり、読んだあとに幸せな気持ちになれるものを書こうと思った、ということだ。確かに『ラブストーリー』も、悲しいだけの話ではない。こうしてできあがったのが次の10編というわけで、いずれも温かくて幸せな結末が待っている物語である。
『放送局の女』『ホームランを嫌う女』『たばこを吸う女』『サマータイムの女』『美人で温かい女』『水商売をする女』『コーヒーをいれる女』『テワンを愛している女』『人を見抜く女』

この短編集には往年のヒット映画やら、The Mamas &Papas のCalifornia Dreamingといった往年のヒット音楽が随所に出てくるのが嬉しい。 これらをはじめとして外国の地名や人名がたくさん出てくるので、nishinaの韓国語『外来語辞典』を充実させることができたのが、実はいちばんの収穫だった。(2012.10.6読了)
[PR]
by nishinayuu | 2012-12-04 13:32 | 読書ノート | Trackback | Comments(1)
トラックバックURL : http://nishina.exblog.jp/tb/18955673
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by マリーゴールド at 2012-12-06 14:38 x
気楽な短編は読みやすいですね。最近の韓国の世相も分かる構成になっているようですね。
<< 『突然の秋』(ジム・ハリスン著... 『窓辺の疑惑』(ジョーン・ラ・... >>