韓国の詩「西山大師の詩2編」
2011年 07月 31日
兪弘濬の『我が北韓文化遺産踏査記』に載っている西山大師の漢文詩とその韓国語訳に、日本語訳を付けてみました。西山大師については、右にある「韓国の著名人」→ㅎ→휴정をごらんいただくと簡単な説明があります。
主人夢説客 주인은 손님에게 꿈 이야기를 하고
客夢説主人 손님은 주인에게 꿈 이야기를 하누나.
今説二夢客 지금 꿈 이야기하는 두 사람
亦是夢中人 그 역시 꿈 속의 사람인 줄 뉘 알리오
主人は客人に夢を語り
客人は主人に夢を語るなり
今夢を語るふたり
そも亦夢の中の人なるをたれか知る
萬国都城如蟻垤 만국의 도성들은 개미집 같고
千家豪傑若醯鶏 고금의 호걸들은 하루살이 같네.
一窓明月清虚枕 청허한 베갯머리에 흐르는 달빛
無限松風韻不齊 끝없는 솔바람만 한가롭구나.
万国の都城は蟻塚の如くして
古今の豪傑どもは蜻蛉の如し
清虚なる枕頭に映ずる月影
絶えざる松籟のみこそ長閑なれ
☆画像は金剛山。山中の表訓寺に西山大師の浮屠があります。