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『問題な日本語』(北原保雄編、大修館書店)

c0077412_22554191.jpg2004年に発行されてかなり話題になったので、今更、という感じではあるが、遅ればせながら目を通してみた。予想通り、取り上げられている項目のほとんどが私にとっては「常識」だったが、それでもいくつか収穫はあった。それらを箇条書きで記しておく。――以下はnishinaの感想。
○「とんでもありません」「とんでもございません」は、現在は、広く使われる普通の言い方と考えてよいでしょう。――過去の用法や語構成がどうこうという段階はもう終わった、ということか。
○「猫に餌をあげる」「花に水をあげる」の「あげる」は美化語として使われている。「あげる」の謙譲性はほとんどなくなって、対等もしくはそれ以下に対してしか使わないのが大勢になっているようです。――そうかも。でも、TVで料理の先生が「これにコロモを付けてあげて」などと言っているのを聞くと落ち着かない気分になる。「コロモを付けてあげたあとは油であげてあげる」のだろうか。
○「犯罪を犯す」は~ヲに〈動作・作用の結果生じるもの〉をとるもので、〈歌を歌う・選挙戦を戦う・遺産を残す〉なども同じ。重言として追放すべき言い方ではない。――納得、と書いたところでふと見たら、「犯罪を犯す」と「遺産を残す」の部分に、訂正を促す波線が現れている!右クリックしてみるとご親切に「重ねことば」という指摘が……。(2010.5.6記)
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by nishinayuu | 2010-08-02 22:55 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
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