韓国の詩「寒渓嶺情歌」 文貞姫


冬のさなか、忘れられないあの人と
車で寒渓嶺を越えているとき
いきなり猛吹雪になったらいいのに。
ニュースは競って数十年ぶりの大雪を報じ
ほかの車がみんなよたよたしながら
避難所を求めて大わらわのなかで、
寒渓嶺のせいだということにして
二人で雪の中に身を隠したなら。

ああ、なんとめくるめく目映い孤立よ
なにもかも真っ白な童話の世界に
留め置かれたのが運命だったなら。

やがて夕闇が迫ると
優しかった大雪が徐々に恐ろしいものになり
現実は不安の色を帯び始めるだろうが
ヘリコプターがやって来ようと
わたしは決して手を振ったりはしない
大雪に閉ざされた野鳥や獣に
ヘリコプターが餌を撒いているときも…
活き活きした若い心臓をめがけて
黒い爆弾を撒いたヘリコプターが
大鹿にも雉にもゆきわたるように
慈悲深く餌を撒いているときだって
わたしは決して見つかったりはしない。

麗しい寒渓嶺に閉じこもれば
うまれて初めてのそのつかの間の
祝福に、身の置き所もなくなるだろう。


한계령을 위한 연가    문정희

한겨울 못 잊을 사람하고
한계령쯤을 넘다가
뜻밖의 폭설을 만나고 싶다.
뉴스는 다투어 수십 년 만의 풍요를 알리고
자동차들은 뒤뚱거리며
제 구멍들을 찾아가느라 법석이지만
한계령의 한계에 못 이긴 척 기꺼이 묶였으면.

오오, 눈부신 고립
사방이 온통 흰 것뿐인 동화의 나라에
발이 아니라 운명이 뭈였으면.

이윽고 날이 어두워지면 풍요는
조금씩 공포로 변하고 현실은
두려움의 색채를 드리우기 시작하지만
헬리콥터가 나타났을 때에도
나는 결코 손을 흔들지는 않으리
헬리콥터가 눈속에 갇힌 야생조들과
짐승들을 위해 골고루 먹이를 뿌릴 때에도…
시퍼렇게 살아있는 젊은 심장을 향해
까아만 포탄을 뿌려대던 헬리콥터들이
고라니나 꿩들의 일용할 양식을 위해
자비롭게 골고루 먹이를 뿌릴 때에도
나는 결코 옷자락을 보이지 않으리.

아름다운 한계령에 기꺼이 묶여
난생 처음 짧은 축복에 몸둘 바를 모르리.

☆翻訳というより逐語的和訳です。あちこちに間違いもありそうですが、メモ代わりにとりあえず載せておきます。なお、原詩は김세원 시낭송집[내가 만든 꽃다발]からとりました。
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by nishinayuu | 2009-11-15 18:04 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)
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