「ほっ」と。キャンペーン

『ダルシマーを弾く少年』(ドア・セイドラー著、大島英美訳、ポプラ社)

c0077412_1025930.jpgまだ貧困がふつうに見られた19世紀末のアメリカを舞台にした、心温まる正統派の童話。
赤ん坊のとき、双子の弟といっしょに篭に入れられ、親戚の家に置いていかれたウイリアムは、いっしょに篭に入れられていた楽器・ダルシマーを弾くことを覚る。ダルシマーを取り上げられそうになったとき、ウイリアムはダルシマーをかかえて家を飛び出す。やせ細った弟を残してきてしまったことに苦しみながら、酒場でダルシマーを演奏したり歌ったりする日々が続く。そんなウイリアムの周辺に、演奏に感動した立派な老紳士やら、ウイリアムの歌を聞いて「おれの歌だ」といって騒ぎを起こす船員やら、その船員を諫める猟師やらが現れて、ウイリアムの運命を大きく変えていく。

著者はニューヨーク在住。同じくニューヨーク在住の画家・ブライアン・セルズニックが物語の雰囲気にぴったりの挿絵を描いている。(2009.2.17記)
[PR]
by nishinayuu | 2009-05-12 10:25 | 読書ノート | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://nishina.exblog.jp/tb/11520738
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 『ある人生の音楽』(アンドレイ... 映画鑑賞ノート6 (2009.... >>